Googleレコーダーを使い始めて2週間。社長の脳が軽くなった。
# 社長は忘れていい。GoogleレコーダーとAIを使い始めて2週間。心が軽くなりました。
CRM歴25年、中山博之(ニタ)です。
CRM歴25年の私が、こんなことを言う日が来るとは思いませんでした。
社長は、顧客を覚えていなくていい。
案件を覚えていなくていい。
タスクを覚えていなくていい。
むしろ忘れた方がいい。
最近、自分を「コンサルタント」や「専門家」と呼ぶのをやめました。
いまは「AI時代の働き方を先に試している人柱(実験者)」です。
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## 人間は顧客管理が嫌いなのではない。入力が嫌いなのだ。
私は、今から20年近く前に、サイボウズ社の株を買った(そのまま持っていたらひと財産だったが残念ながらすぐ手放してしまった)。
それというのも、メールワイズを当時80万くらいのシステムを導入して、その良さに感激して絶対にこの会社は伸びると思ったから。
そもそも、メールワイズを導入する以前に、私の父である当時の社長が、営業日報を書くことを企業文化として大変大事にしていた。
ですから、息子の私も、一生懸命、営業日報を打ち込みました。父は土曜には社長室にこもって、営業マン全員の日報に目を必ずとおして、赤ペンでフィードバックまでしてました。
だから、私にとって顧客管理へと移行するのも当然だった。その後、コンサルタントとして、さまざまな会社にはいって、一番進めたのは、もちろん、サイボウズ。どこでも、営業日報や、CRMを導入支援をしました。
ところが、ある程度の規模の会社には導入できても、なかなか入らない会社があることにきがづきました。
そういう会社は、社長自身も、当然、CRMに入力なんかしません。
なんでなんだろう?と不思議に思いながら、規模に合わせて、lineやスラックを使うなど柔軟に対応してきました。
最近になって、ようやく理由がわかりました。
人間は顧客管理が嫌いなのではありません。
**「キーボードでの入力」が嫌いなのです。**
特に、現場で走り回っている社長や営業マンにとっては、PCを開いて日報を書く時間は苦痛でしかありません。
そもそも、業種や職種によっては、ノートPCなんて持ち歩いてません。やっとの休憩に、チマチマしたスマホの小さな画面で入力なんかしたくないですよね。しかも、50代過ぎた社長なんて老眼でみれません。
## 録音ボタンを押すだけの「実験」
そこで今、私は一切のキーボード入力をやめました。
代わりに何をしているかというと、**「ただスマホ(Googleレコーダー)に向かってブツブツと喋る」**ことだけをやっています。
* 車での移動中、ふと思いついたアイデア。
* 取引先との商談が終わった直後の、熱量を持った振り返り。
* スタッフへのちょっとした指示。
これらを、ただ録音ボタンを押して喋る。
そして、その後のことは**「全部忘れる」**ようにしたのです。
実は、2週間前の私は、頭の中に常時50個くらいの未完了タスクを抱えていました。
「あの件どうなったっけ」
「あの見積もり出したっけ」
「あの人に返信したっけ」
ずっと脳のメモリ(余裕)を消費し続けていたのです。
でも今は違います。
録音したら忘れます。本当に忘れます。
そして翌日、システムが確実に思い出させてくれます。
## 忘れても戻ってくる仕組み
なぜ忘れていいのか?
裏側に、私が構築した「AIとGHL(ゴーハイレベル)」のエコシステムがあるからです。
私が喋った音声は、自動でクラウドに飛びます。
Googleドライブに文字お越しされた状態で保存されます。
そこでAI(ClaudeやManus)が待ち構えていて、私のゴーハイレベルに書き込むようになっています。
将来的には、この「ブツブツとした独り言」をAIが自動で解読して、以下のように処理するように、開発中です。
例えば、
「あ、これは来週の企画書だな」
「これは〇〇さんへの見積もりの指示だな」
AIが勝手に仕分けをし、システムの中に「タスク」や「顧客のメモ」として自動登録してくれます。
翌朝PCを開くと、私が昨日喋って忘れたはずのアイデアが、完璧な「タスク」や「企画のドラフト」になって並んでいるのです。
さらに、そのシステムを管理・運用してくれているのは、
私が関わっている障がい者施設(B型事業所)のメンバーたちです。
* **私が喋る。**
* **AIが整理する。**
* **福祉のメンバーがシステムを回す。**
いまは、ただ、録音したものを、Googleドライブに保存して、
AI経由で、半手動で、GHLのタスクにクライアント毎に登録しています。
それだけでも、
この連携が回り始めたここ2週間、信じられないほど**「心が軽く」**なりました。
## これは「ノウハウ」ではなく「研究日誌」です
AI × CRM × 障がい者雇用 × 音声資産化 × 社長の働き方改革。
この組み合わせを、僕は、まだ聞いたことがありません、
AI秘書というワードは最近よくききます。
でも、大企業の秘書と違って、僕のような、ひとり会社の社長の秘書だとしたら、
予定調整というより、むしろ、売上に直結する顧客対応までカバーしてほしい、
なんなら、タスクをそのまま、自律的に実行してくれるともっといい。
寝ている間に、ヒアリング内容から提案書を作成してくれたら、最高じゃないかな!
だから私も、迷子になりながら実験を繰り返しています。
このSubstackでは、ノウハウを偉そうに語るつもりはありません。
なんなら、途中で挫折するかもしれないかもです。
まあ、挫折するのも、失敗をリアルタイムで語るのも、面白いかと思ってます。
私が毎日やっている「社長は忘れていいのか?」という実験の**「研究日誌」**を、リアルタイムで公開していきます。
今日はこんな録音が案件化された。
AIがこんな仕分けをした。
障がい者施設でこういう運用が回った。
社長がこう変わった。
**私はAIで仕事を減らしたいのではありません。**
**忘れてもいい仕組みを作りたいのです。**
会計ソフトを売り、サイボウズを導入し、顧客管理を勧め続けてきた私が、いま思うことがあります。
人間の価値は、覚えていることではありません。
考えることです。
顧客情報を覚える。
タスクを覚える。
案件を覚える。
そういう仕事は、これからAIやシステムがやればいい。
人間はもっと、
誰に会うか。
何を提案するか。
どんな未来を作るか。
そういうことに頭を使うべきなのだと思います。
だから私は今日も録音して忘れます。
まずは今日、「キーボードを捨てて、録音ボタンを押す」ことから始めてみませんか?
いや、キーボード捨てちゃまずいか(笑)
(次回の実験報告に続く)

